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故郷の味 紀州のさんま 銀ちろ トップページに移動。


秋刀魚寿司 紀伊熊野地方の名物! 秋刀魚寿司 紀伊熊野地方の名物です。
 あはれ 秋風よ 情(こころ)あらば伝えてよ 夕餉(ゆふげ)にひとり さんまを食らひて 思ひにふけると
 〜(中略)〜
さんま、さんま、さんま苦いか塩つぱいか。 そが上に熱き涙をしたたらせて さんまを食ふは いづこの里のならひぞや。  あはれ げにそは問はまほしくをかし

 和歌山県新宮市出身の作家/詩人 佐藤春夫氏の有名な「さんまの歌」 ですが、妻に逃げられた独り身の男性が友人の奥さんに思慕する気持ちを歌ったものらしいです。 何だか秋らしいというか少し淋しい歌ですね。
 今でも年配の方は言いますが、当地方ではサンマのことをサイラと呼んでいました。日々の食事にサイラの開きや桜干しといった干物、塩サンマの焼いたの、祭りやお正月のめでたい時にはサイラのお寿し、「秋刀魚」が食べられるようになったのは、江戸時代に紀州でサイラ大網による漁法が開発されてからという説もあり、紀州の人々の日々の生活とサンマは深くつながっていました。
秋刀魚の開きと桜干し さんま(サイラ)の開き と 桜干し
秋刀魚の造り 美味しいよ! 秋刀魚のお造り
 サンマは冷たい海を好み、東北、オホーツク海、北アメリカなど北太平洋だけに棲息、夏はプランクトンを餌に成長し、 秋になると産卵のため群を成して南下して、お盆過ぎから北海道沖、9月下旬頃から三陸沖で漁期に入り、秋から冬にかけて紀州沖へ到達します。
 北の海で取れる脂がのった秋刀魚は蒲焼や塩焼が、紀州沖に達する頃のほどよく脂も抜けた秋刀魚は、 お造りやお寿司、干物が美味しいとされています。しかしこれは好き好きで、造りやお寿司でも脂ののったもの方が美味しいと言われる方 もいらっしゃいます。
 和歌山の銀ちろで秋刀魚を食べながら、深まる秋に思いを馳せると言うのはいかがでしょうか。
さんま寿司 さんまの造り
さんま寿司 秋刀魚の造り